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医療コラム

2026.01.30

花粉症の薬の強さ一覧|効果と眠気で比較する飲み薬・点鼻薬・目薬の選び方

花粉症の薬の強さ一覧|効果と眠気で比較する飲み薬・点鼻薬・目薬の選び方

「花粉症の薬はたくさん種類があるけど、どれが一番強く効くの?」「眠くなりにくくて効果が強い薬はあるの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

花粉症の薬は、効果の強さと眠気の出やすさのバランスがそれぞれ異なります。

一般的に効果が強い薬ほど眠気が出やすい傾向がありますが、近年では眠気が少なく効果も高い薬が登場しています。

この記事では、花粉症の飲み薬(内服薬)を中心に、処方薬・市販薬それぞれの「強さ」を比較し、点鼻薬や目薬の選び方まで詳しく解説します。

自分の症状やライフスタイルに合った花粉症の薬選びの参考にしてください。

花粉症の薬を選ぶとき、多くの方が気にするのが「どれが一番強く効くのか」ということでしょう。

しかし、花粉症の薬の「強さ」は単純に比較できるものではなく、効果の高さ、眠気の出やすさ、即効性など複数の要素が絡み合っています。

まずは、花粉症の薬がどのように効くのか、その仕組みから理解していきましょう。

花粉症の代表的な治療薬である「抗ヒスタミン薬」は、アレルギー症状を引き起こす原因物質「ヒスタミン」の働きをブロックすることで効果を発揮します。

花粉が鼻や目の粘膜に付着すると、体内の肥満細胞からヒスタミンという化学物質が放出されます。

このヒスタミンが神経や血管に作用することで、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった不快な症状が引き起こされるのです。

抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンが受容体に結合するのを先回りしてブロックすることで、これらの症状を抑えてくれます。

ただし、ヒスタミンは脳内では覚醒や集中力の維持にも関わっている物質です。

抗ヒスタミン薬の成分が脳に到達すると、眠気や集中力の低下といった副作用が現れることがあります。

抗ヒスタミン薬は、開発された時期によって「第1世代」と「第2世代」に大きく分けられます。

この世代の違いが、効果と眠気のバランスに大きく影響しています。

第1世代抗ヒスタミン薬は、1950年代から使われている古いタイプの薬で、効果は強いものの脳に作用しやすく、強い眠気や口の渇きといった副作用が出やすいのが特徴です。

市販の総合感冒薬や鼻炎カプセルに含まれていることが多く、服用後は車の運転や危険を伴う作業ができなくなります。

一方、第2世代抗ヒスタミン薬は、第1世代の欠点を改良して開発された比較的新しい薬で、脳に入りにくい構造になっているため眠気が出にくくなっています。

現在、花粉症治療の主流となっているのはこの第2世代抗ヒスタミン薬であり、効果を保ちながら日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

「眠くなる薬のほうがよく効く」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、これは必ずしも正しくありません。

確かに第1世代抗ヒスタミン薬は効果と眠気の両方が強い傾向がありますが、第2世代の中には眠気が少ないにもかかわらず高い効果を発揮する薬もあります。

近年登場した「ビラノア」や「デザレックス」といった処方薬は、眠気がほとんどないにもかかわらず、効果の強さはトップクラスとされています。

つまり、眠気と効果は必ずしも比例するわけではなく、薬の種類によって大きく異なるのです。

薬の効果には個人差があり、ある人には効く薬が別の人には効きにくいということも珍しくありません。

自分に合った薬を見つけるためには、医師と相談しながら試していくことが大切です。

花粉症の薬の「強さ」を評価する際には、主に以下の3つの基準が用いられます。

1つ目は「効果の強さ」で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状をどれだけ抑えられるかを示します。

2つ目は「眠気の出やすさ」で、薬を服用した後に眠気や集中力低下がどの程度現れるかを示します。

3つ目は「即効性」で、服用してからどれくらい早く効果が現れるかを示します。

これらの要素は薬によってバランスが異なるため、自分の症状の程度やライフスタイル(運転の有無、仕事内容など)に合わせて選ぶことが重要です。

症状が重い方は効果重視、運転や仕事で眠気を避けたい方は眠気の少なさ重視、症状がつらい時にすぐ効いてほしい方は即効性重視で選ぶとよいでしょう。

医療機関で処方される花粉症の飲み薬について、効果の強さと眠気の出やすさを比較しながら詳しく解説します。

処方薬には市販されていない強力な成分のものがあり、症状が重い方や市販薬で効果が不十分な方に適しています。

花粉症の処方薬の中で、効果が強いにもかかわらず眠気が出にくいとして近年注目されているのが「ビラノア」と「デザレックス」です。

ビラノア(一般名:ビラスチン)は、2016年に日本で発売された比較的新しい抗ヒスタミン薬で、効果の強さはトップクラスでありながら、眠気の副作用がほとんど報告されていません。

1日1回の服用で済み、運転にも支障がないとされていますが、空腹時に服用する必要があるため、食事のタイミングに注意が必要です。

デザレックス(一般名:デスロラタジン)は、ロラタジン(クラリチン)の改良版として開発された薬で、眠気が非常に出にくく、運転も問題ないとされています。

ビラノアと同様に1日1回の服用で効果が持続し、食事の影響を受けにくいのがメリットです。

これらの薬は、効果と眠気のバランスが非常に優れているため、仕事や運転で眠気を避けたいけれど効果もしっかり欲しいという方に特におすすめです。

症状が重い方に処方されることが多いのが「アレロック」「ルパフィン」「ザイザル」といった効果の強い薬です。

これらは高い効果が期待できる一方で、眠気の副作用に注意が必要です。

アレロック(一般名:オロパタジン)は、第2世代抗ヒスタミン薬の中でも特に効果が強いとされる薬で、症状がひどい方によく処方されます。

1日2回の服用が必要で、眠気が出やすいため運転や危険を伴う作業は避けるよう添付文書に記載されています。

ルパフィン(一般名:ルパタジン)は、即効性に優れた薬で、服用後比較的早く効果を実感できるのが特徴です。

さらに、他の抗ヒスタミン薬にはない「抗PAF作用」を持っており、鼻づまりにも効果を発揮します。

ただし、眠気が出やすい薬に分類されるため、服用後の運転は控える必要があります。

ザイザル(一般名:レボセチリジン)は、セチリジン(ジルテック)の改良版で、効果を維持しながら眠気を軽減する薬です。

1日1回、就寝前に服用することで日中の眠気を避けることができます。

眠気を最優先で避けたい方には、「アレグラ」や「クラリチン」といった薬がおすすめです。

これらは効果はマイルドですが、眠気がほとんど出ず、運転や仕事への影響が少ないのが特徴です。

アレグラ(一般名:フェキソフェナジン)は、眠気の出にくさでトップクラスの薬で、添付文書にも運転に関する注意事項の記載がありません。

1日2回の服用が必要ですが、症状が軽い方や眠気を絶対に避けたい方に広く使われています。

市販薬としても「アレグラFX」という名前で販売されています。

クラリチン(一般名:ロラタジン)も眠気が非常に出にくい薬で、1日1回の服用で済むのがメリットです。

妊娠中や授乳中の方にも比較的使いやすい薬として知られています。

抗ヒスタミン薬だけでは鼻づまりが改善しない場合、「抗ロイコトリエン薬」を併用することがあります。

代表的な薬として「キプレス」「シングレア」(ともに一般名:モンテルカスト)があります。

ロイコトリエンは、ヒスタミンとは別のアレルギー物質で、特に鼻づまりを引き起こす原因として知られています。

抗ロイコトリエン薬はこのロイコトリエンの働きをブロックすることで、鼻づまりを改善する効果があります。

この薬は眠気の副作用がほとんどなく、抗ヒスタミン薬と併用しても問題ないため、鼻づまりがつらい方には抗ヒスタミン薬との併用が有効です。

もともと気管支喘息の治療薬として開発された薬であり、喘息を合併している方にも使いやすいのがメリットです。

処方薬の特徴を一覧表にまとめましたので、薬選びの参考にしてください。

薬品名一般名効果眠気用法運転
タリオンベポタスチンとくに強いやや出る1日2回注意
ビラノアビラスチン強い少ない1日1回(空腹時)可能
デザレックスデスロラタジン強い少ない1日1回可能
ルパフィンルパタジン強い出やすい1日1回注意
アレロックオロパタジン強い出やすい1日2回不可
ザイザルレボセチリジンやや強いやや出る1日1回注意
アレグラフェキソフェナジンマイルド少ない1日2回可能
クラリチンロラタジンマイルド少ない1日1回可能
アレジオンエピナスチン中程度やや少ない1日1回注意

※効果や眠気の感じ方には個人差があります。

ドラッグストアや薬局で購入できる市販の花粉症薬について、効果の強さを比較しながら紹介します。

最近は処方薬と同じ成分の市販薬も増えており、医療機関に行く時間がない方でも効果的な薬を手に入れることができます。

効果の強さと即効性を重視する方には「タリオンAR」がおすすめです。

有効成分のベポタスチンベシル酸塩は、服用後約1時間で効果が現れ始めるため、症状が出てからでも素早く対処できます。

くしゃみ、鼻水、鼻づまりへの効果が高く、アレグラやクラリチンでは物足りないと感じる方に適した選択肢です。

1日2回の服用が必要で、眠気はやや出やすい傾向があるため、添付文書の運転に関する注意事項を確認のうえ使用してください。

処方薬の「タリオン」と同じ成分・同じ含有量なので、医療機関で処方される薬と同等の効果が期待できます。

市販薬の中で最もバランスが良いとされるのが「アレジオン20」です。

有効成分のエピナスチン塩酸塩は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど幅広い症状に効果を発揮します。

1日1回、就寝前に服用するだけで翌日1日中効果が持続するため、飲み忘れの心配が少ないのがメリットです。

眠気は比較的出にくい薬ですが、添付文書には運転に関する注意事項が記載されているため、運転前の服用は避けたほうが無難でしょう。

処方薬の「アレジオン」と同じ成分・同じ含有量なので、効果も同等に期待できます。

眠気の出にくさを最優先する方には「アレグラFX」がおすすめです。

市販の花粉症薬の中で唯一、添付文書に運転に関する注意事項が記載されていない薬です。

1日2回の服用が必要ですが、仕事や運転で眠気を絶対に避けたい方に最も適した選択肢といえるでしょう。

効果はマイルドですが、症状が軽い方や予防的に使いたい方には十分な効果が期待できます。

ジェネリック品の「アレルビ」を選べば、コストを抑えることも可能です。

「クラリチンEX」も眠気が出にくい薬として人気があります。

アレグラFXと同様に、添付文書に運転に関する注意事項の記載がなく、運転や機械操作をする方も安心して使用できます。

1日1回の服用で済むため、アレグラFXよりも手軽に続けられるのがメリットです。

効果はアレグラFXと同程度でマイルドですが、眠気の心配なく長期間使いたい方に適しています。

市販薬の中でより強い効果を求める方には「コンタック鼻炎Z」や「ストナリニZ」などのセチリジン配合薬があります。

効果は市販薬の中では比較的強いほうですが、その分眠気が出やすいため注意が必要です。

1日1回、就寝前に服用することで日中の眠気を軽減できます。

アレグラやクラリチンで効果が不十分だった方は試してみる価値がありますが、運転や危険を伴う作業をする方は避けたほうがよいでしょう。

市販薬と処方薬で同じ成分の場合、基本的に効果は同じと考えて問題ありません。

処方薬の「アレグラ」と市販薬の「アレグラFX」は、有効成分のフェキソフェナジンの含有量が同じ60mgなので、効果に違いはありません。

ただし、処方薬には市販されていない成分のものがあります。

ビラノア、デザレックス、ルパフィン、ザイザルなど、効果の高い新しい薬は処方箋がないと入手できません。

市販薬で効果が不十分な場合は、これらの処方薬を試すために医療機関を受診することをおすすめします。

処方薬は医師が症状に合わせて最適な薬を選んでくれるうえ、複数の薬を組み合わせた治療も可能です。

市販薬で十分な効果が得られない方は、我慢せずに医療機関を受診しましょう。

車の運転や機械操作をする方にとって、花粉症薬の眠気は深刻な問題です。

ここでは、運転に支障のない花粉症薬の選び方について詳しく解説します。

花粉症薬を選ぶ際は、添付文書に運転に関する注意事項が記載されているかどうかを確認することが重要です。

第2世代抗ヒスタミン薬の多くは「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること」といった注意書きがあります。

一方、一部の薬にはこのような記載がなく、運転しても問題ないとされています。

運転や危険を伴う作業をする方は、必ずこの記載の有無を確認してから薬を選びましょう。

処方薬の中で、添付文書に運転に関する注意事項の記載がないものは以下の4つです。

アレグラ(フェキソフェナジン)は、眠気の出にくさでは最もよく知られた薬で、長年にわたって運転をする方に使われてきました。

クラリチン(ロラタジン)も同様に眠気が少なく、1日1回の服用で済むのがメリットです。

ビラノア(ビラスチン)とデザレックス(デスロラタジン)は比較的新しい薬ですが、高い効果と眠気の少なさを両立しており、運転をする方にもおすすめです。

これらの薬は運転が可能とされていますが、薬の効果には個人差があるため、初めて服用する際は念のため注意したほうがよいでしょう。

市販薬の中で運転に関する注意事項の記載がないものは、アレグラFXとクラリチンEXの2つです。

運転や危険を伴う作業をする方が市販薬を選ぶ場合は、この2つのいずれかを選ぶのが安心です。

アレジオン20やジルテック配合薬(コンタック鼻炎Zなど)は、眠気が比較的出にくいとはいえ、添付文書に運転に関する注意が記載されているため、運転前の服用は避けたほうがよいでしょう。

花粉症薬の副作用で注意すべきなのは、自覚できる眠気だけではありません。

「インペアード・パフォーマンス」という、眠気を自覚していないにもかかわらず集中力や判断力、作業効率が低下する現象があります。

インペアード・パフォーマンスは本人が気づかないうちに起こるため、「眠くないから大丈夫」と思っていても、実際には運転や仕事のパフォーマンスが落ちている可能性があります。

第1世代抗ヒスタミン薬や、眠気が出やすいとされる第2世代抗ヒスタミン薬では、このインペアード・パフォーマンスが起こりやすいことが報告されています。

運転や重要な作業を控えている方は、眠気を感じなくてもインペアード・パフォーマンスのリスクがあることを念頭に置き、運転に関する注意事項のない薬を選ぶことをおすすめします。

飲み薬だけでは鼻の症状が改善しない場合、点鼻薬を併用することで効果を高めることができます。

点鼻薬には複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。

市販の点鼻薬の多くには、ナファゾリンやオキシメタゾリンなどの血管収縮剤が配合されています。

血管収縮剤は鼻の粘膜の血管を収縮させることで、鼻づまりを即座に解消してくれる非常に効果的な成分です。

しかし、血管収縮剤入りの点鼻薬を長期間使い続けると、「薬剤性鼻炎」というかえって鼻づまりがひどくなる状態を引き起こすリスクがあります。

薬の効果が切れると鼻粘膜がリバウンドで腫れ、さらに薬を使わないと症状が治まらなくなる悪循環に陥ってしまうのです。

血管収縮剤入りの点鼻薬は、1週間〜10日程度の短期間使用にとどめ、長期間の連用は避けましょう。

花粉症による目のかゆみや充血には、点眼薬(目薬)が効果的です。

目薬にも複数の種類があり、症状の程度に合わせて選ぶことが大切です。

市販の花粉症用目薬の多くは、抗アレルギー成分を配合した点眼薬です。

抗ヒスタミン成分やケミカルメディエーター遊離抑制薬が配合されており、目のかゆみや充血を抑える効果があります。

市販薬で人気のある目薬としては、「アレジオン点眼薬」「マリンアイALG」「ロートアルガード」などがあります。

アレジオン点眼薬は1日2回の使用で効果が持続し、防腐剤フリーでコンタクトレンズ装用中でも使用できるのがメリットです。

症状が軽い場合は、ケミカルメディエーター遊離抑制薬(クロモグリク酸ナトリウムなど)配合の目薬で十分な効果が期待できます。

症状がひどい場合は、抗ヒスタミン成分と抗炎症成分の両方が配合された目薬を選ぶとよいでしょう。

眼球そのもののかゆみではなく、まぶたや目の周りの皮膚がかゆい場合は、点眼薬だけでは対処が難しいことがあります。

花粉が皮膚に付着することで起こる「花粉皮膚炎」という症状かもしれません。

花粉皮膚炎は、目の周りだけでなく、頬や首など露出している部分に赤みやかゆみが出るのが特徴です。

このような皮膚症状がある場合は、皮膚科を受診して適切な外用薬を処方してもらうことをおすすめします。

目をこすることで生じる色素沈着(クマのように見える)も、皮膚科で相談できます。

花粉症の薬選びについて、患者さんからよくいただく質問にお答えします。

花粉症の薬で一番強いのはどれですか?

第2世代抗ヒスタミン薬の中で効果が特に強いとされているのは、処方薬ではアレロック、ルパフィン、ザイザルなどです。

ただし、眠気が少なくて効果も強い薬としては、ビラノアやデザレックスがおすすめです。

市販薬の中では、アレジオン20やセチリジン配合薬(コンタック鼻炎Zなど)が比較的効果が強いとされています。

ただし、効果の感じ方には個人差があるため、自分に合った薬を医師と相談しながら見つけることが大切です。

市販薬と処方薬はどちらが強いですか?

同じ成分であれば、市販薬と処方薬で効果に違いはありません。

アレグラFX(市販薬)とアレグラ(処方薬)は同じ成分・同じ含有量なので、効果は同等です。

ただし、処方薬にはビラノア、デザレックス、ルパフィン、ザイザルなど、市販されていない強力な薬があります。

市販薬で効果が不十分な場合は、これらの処方薬を試すために医療機関を受診することをおすすめします。

眠くなる薬のほうが効くって本当ですか?

「眠くなる薬のほうが効く」というのは、必ずしも正しくありません。

確かに第1世代抗ヒスタミン薬は眠気と効果の両方が強い傾向がありますが、第2世代の中には眠気が少なくても効果が高い薬があります。

ビラノアやデザレックスは眠気がほとんどないにもかかわらず、効果の強さはトップクラスとされています。

眠気と効果は必ずしも比例しないため、「眠くならないと効かない」と思い込む必要はありません。

花粉症の薬は毎日飲んだほうがいいですか?

花粉シーズン中は、症状がある日もない日も毎日継続して薬を飲むことで、より高い効果が期待できます。

抗ヒスタミン薬は、症状が出てから飲むよりも、花粉にさらされる前から継続的に服用するほうが効果的だからです。

花粉が本格的に飛び始める1〜2週間前から薬を飲み始める「初期療法」を行うと、シーズン中の症状を軽く抑えることができます。

毎年ひどい症状に悩まされている方は、ぜひ初期療法を試してみてください。

薬が効かない場合はどうすればいいですか?

市販薬を使っても効果が不十分な場合は、まず医療機関を受診することをおすすめします。

処方薬には市販されていない強力な成分のものがあり、症状が重い方にも効果が期待できます。

飲み薬だけでなく点鼻薬を併用したり、抗ロイコトリエン薬を追加したりすることで、効果を高めることができます。

それでも改善しない場合は、舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)や、重症例向けの注射薬(ゾレア)など、より専門的な治療法を検討することもできます。

市販薬で対処できる範囲には限界があります。

症状がひどい場合や、市販薬を使っても改善しない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

医療機関を受診すると、症状の程度やタイプに合わせて最適な薬を処方してもらえます。

処方薬には市販されていない効果の高い成分のものがあり、市販薬では改善しなかった症状にも効果が期待できます。

医師は患者さんのライフスタイル(運転の有無、仕事内容など)も考慮して薬を選んでくれます。

複数の薬を組み合わせた治療や、症状の変化に合わせた薬の調整も可能です。

毎年ひどい症状に悩まされている方は、シーズン前から医療機関を受診して「初期療法」を行うと、シーズン中の症状を大幅に軽減できる可能性があります。

鼻や目の症状だけでなく、皮膚にも症状が出ている場合は皮膚科を受診することをおすすめします。

花粉が皮膚に付着することで起こる「花粉皮膚炎」は、目の周りや頬、首などに赤みやかゆみが出る症状で、皮膚科で適切な治療を受けることができます。

目をこすることで生じた色素沈着(クマのように見える症状)や、まぶたの皮膚炎についても、皮膚科で相談できます。

内服薬と外用薬を組み合わせることで、より効果的な治療が可能になります。

代々木クリニックでは、患者様一人ひとりの症状に合わせた花粉症治療をご提案しています。

当院は皮膚科・アレルギー科を専門としており、鼻や目の症状だけでなく、花粉皮膚炎など肌への影響にも対応可能です。

皮下免疫療法では30年以上の実績もあります。

「毎年春になると肌荒れがひどくなる」「目の周りがかゆくてつらい」といった皮膚症状でお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

花粉症の症状は我慢せず、適切な治療を受けることで、日常生活の質を大きく改善できます。

花粉シーズン前からの早めの受診がおすすめです。

つらい症状にお悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。

権東 容秀 医師

監修医師

権東 容秀 医師

東京医科大学卒。形成外科・皮膚科医師。専門はアトピー性皮膚炎、創傷外科、熱傷、美容一般。

  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本形成外科学会 領域指導医
  • 日本形成外科学会 皮膚腫瘍分野指導医
  • 日本皮膚科学会 専門医
  • 日本熱傷学会 専門医
  • 日本創傷外科学会 専門医