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医療コラム

2026.02.06

花粉症に効くお茶おすすめ7選|べにふうき・甜茶の効果と正しい飲み方を解説

花粉症に効くお茶おすすめ7選|べにふうき・甜茶の効果と正しい飲み方を解説
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※本コラムは医療情報の提供を目的とした一般的な解説記事です。
記載されている治療法・医薬品・注射等のすべてを当院で実施しているわけではありません。
当院で実施している診療内容・施術可否・費用等の詳細は「診療科目」ページをご確認いただくか、直接お問い合わせください。

花粉症の症状を少しでも和らげたいと考えて、お茶での対策を検討している方は多いのではないでしょうか。

べにふうき緑茶や甜茶、ルイボスティーなど、花粉症に効果が期待できるとされるお茶には、ヒスタミンの放出を抑えるポリフェノールが含まれています。

ただし、お茶はあくまで補助的な対策であり、飲み始めるタイミングや選び方を間違えると十分な効果を実感できないこともあります。

実際、厚生労働省の調査では、お茶などの民間療法で効果を実感できた方は30%以下にとどまるというデータもあります。

そこでこの記事では、花粉症対策に効果が期待できるお茶7種類の特徴と、効果的な飲み方、飲み始めのタイミングについて詳しく解説します。

自分に合ったお茶を選んで正しく取り入れることで、つらい花粉シーズンを少しでも快適に過ごしましょう。

花粉症対策としてお茶が注目されているのには、科学的な根拠があります。

まずはお茶がどのように花粉症の症状に働きかけるのか、そのメカニズムを理解しておきましょう。

花粉症の症状は、体内でヒスタミンという物質が過剰に放出されることで起こります。

花粉が鼻や目の粘膜に付着すると、免疫細胞がこれを異物と認識し、肥満細胞からヒスタミンが大量に分泌されます。

このヒスタミンがくしゃみや鼻水、目のかゆみといった不快な症状を引き起こすのです。

お茶に含まれるポリフェノールには、このヒスタミンの放出を抑える働きがあるとされています。

べにふうき緑茶に含まれるメチル化カテキンや、甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールは、いずれもヒスタミンの分泌を抑制する作用が研究で確認されています。

こうした成分を日常的に摂取することで、花粉症の症状を和らげる効果が期待できるのです。

お茶による花粉症対策は、あくまで補助的な手段であることを理解しておく必要があります。

厚生労働省の調査によると、甜茶で効果を実感できた方は14%程度にとどまり、多くの民間療法で効果実感は30%以下というデータがあります。

お茶は即効性のある治療薬ではないため、飲んですぐに症状がなくなるわけではありません。

症状が重い場合は、お茶に頼りすぎず医療機関を受診することが大切です。

お茶はマスクや花粉対策メガネなどの基本的な対策と併用し、体の内側からのケアとして取り入れるのがよいでしょう。

花粉症の症状緩和が期待できるお茶にはさまざまな種類があります。

それぞれの特徴や有効成分を知り、自分に合ったお茶を選びましょう。

べにふうき緑茶は、花粉症対策のお茶として最も注目されている品種です。

独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の研究で、スギ花粉症の症状軽減効果が確認されています。

べにふうきに含まれるメチル化カテキンは、通常のカテキンと比べて体内への吸収率が約5〜7倍高く、血液中に長く留まる特徴があります。

飲んで20〜30分程度で鼻水が止まるなどの即効性を感じる方もいるようです。

ただし、べにふうきは元々紅茶用に開発された品種のため、緑茶として飲む必要があります。

紅茶に加工すると発酵の過程でメチル化カテキンが減少してしまうからです。

渋みが強いのが特徴ですが、粉末タイプやティーバッグなど手軽に飲める商品も多く販売されています。

甜茶は中国で古くから健康茶として親しまれてきたお茶です。

「甜」という字には「甘い」という意味があり、砂糖を加えなくてもほんのり甘いのが特徴です。

花粉症に効果があるとされるのは、バラ科の「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」という植物から作られる甜茶に限られます。

この甜茶に含まれる甜茶ポリフェノール(GOD型エラジタンニン)には、ヒスタミンの放出を抑える働きがあるとされています。

三重大学とロッテの共同研究では、花粉飛散前から甜茶を摂取することで、目や鼻の症状を予防的に抑えられたという報告があります。

ノンカフェイン・低カロリーのため、妊婦の方や小さなお子さんでも安心して飲めるのが嬉しいポイントです。

ルイボスティーは、南アフリカのセダルバーグ山脈でのみ栽培されるマメ科の植物から作られるお茶です。

ルイボスティーに含まれるフラボノイドには、ヒスタミンの過剰分泌を抑える働きがあるとされています。

また、SOD(スーパーオキシドジムターゼ)様酵素という成分が、アレルギーの原因となる活性酸素を分解する働きを持っています。

ノンカフェインのため就寝前でも安心して飲め、妊婦の方や子どもにもおすすめです。

即効性はありませんが、毎日継続して飲むことで体質改善が期待できます。

ミネラルも豊富に含まれているため、健康維持のためのお茶としても人気があります。

一般的な緑茶にもカテキンが含まれており、花粉症の症状緩和に効果が期待できます。

ある研究では、1日約414mgのカテキンを含むお茶を6週間飲み続けた結果、くしゃみや鼻水などの症状が緩和されたという報告があります。

カテキンには抗アレルギー薬(トラニラスト)と同程度のアレルギー抑制効果があるとの研究結果もあります。

べにふうきほどの効果は期待できませんが、スーパーやコンビニで手軽に購入できるのがメリットです。

カテキンは高温で抽出されやすいため、80℃以上のお湯で淹れると効果的です。

紅茶も緑茶と同じ茶葉から作られるため、カテキンが含まれています。

発酵の過程でカテキンの一部は変化しますが、抗酸化作用を持つテアフラビンという成分が生成されます。

テアフラビンには炎症性細胞の活性化を抑える働きがあり、花粉症の症状軽減に寄与する可能性があります。

ただし、ミルクを入れるとカテキンなどのポリフェノールがたんぱく質と結合し、効果が低下してしまいます。

花粉症対策として飲む場合は、ストレートで楽しむのがおすすめです。

ハーブティーの中にも花粉症対策に効果が期待できるものがあります。

ネトルティーはヒスタミンの分泌を抑える効果があるとされ、鼻づまりや涙目の改善に役立つといわれています。

エルダーフラワーティーにはフラボノイドが豊富に含まれ、くしゃみや鼻水、目のかゆみを和らげる効果が期待できます。

ペパーミントティーは粘膜を保護し鼻の通りをよくする働きがあり、鼻づまりが気になる方におすすめです。

カモミールティーにはリラックス効果があり、花粉症によるストレスを和らげてくれます。

好みの香りや味わいで選べるのがハーブティーの魅力です。

ウーロン茶の品種である「黄金桂」には、べにふうきと同様にメチル化カテキンが含まれています。

スギ花粉症患者を対象にした研究では、黄金桂を日常的に飲むことで鼻水やくしゃみなどの症状が抑えられたと報告されています。

通年性の鼻炎にも効果が期待できるという研究結果もあります。

華やかな香りが特徴で、緑茶の渋みが苦手な方でも飲みやすいお茶です。

スーパーなどではあまり見かけませんが、中国茶専門店やオンラインショップで購入できます。

お茶による花粉症対策は、飲み方やタイミングによって効果が変わってきます。

せっかく取り入れるなら、効果を最大限に引き出す飲み方を知っておきましょう。

花粉症対策のお茶は、症状が出てから飲み始めるのでは遅い場合があります。

農研機構の研究では、べにふうき緑茶をスギ花粉飛散の1ヶ月以上前から飲み始めた方が、飛散後に飲み始めた方よりも症状の悪化が抑えられたと報告されています。

甜茶についても、花粉飛散の1ヶ月〜2週間前から飲み始めることで効果が高まるとされています。

スギ花粉の場合、飛散のピークは2〜4月頃のため、1月頃から飲み始めるのが理想的です。

早めに準備を始めることで、花粉シーズンを楽に過ごせる可能性が高まります。

お茶による花粉症対策は、継続することが重要です。

つらいときだけ飲んでも十分な効果は期待できません。

べにふうき緑茶の場合、1日2〜3杯を目安に飲むことで効果を実感しやすくなります。

甜茶やルイボスティーも、毎日続けて飲むことで体質改善につながります。

朝食後や休憩時、就寝前など、飲むタイミングを決めて習慣化するとよいでしょう。

べにふうき緑茶に含まれるメチル化カテキンは、熱湯で淹れることで効率よく抽出されます。

90℃以上のお湯を使い、茶葉の場合は5分程度煮出すのがおすすめです。

水出しや低温では成分が十分に抽出されないため、花粉症対策として飲む場合は温かいお茶で楽しみましょう。

粉末タイプの場合は、熱湯を注いでよくかき混ぜるだけで手軽に飲めます。

作り置きするとメチル化カテキンが減少するため、都度淹れて飲むのがベストです。

花粉症対策のお茶を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。

間違った選び方をすると期待した効果が得られないこともあるため、しっかり確認しておきましょう。

甜茶には複数の種類がありますが、花粉症に効果があるとされるのはバラ科の「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」から作られる甜茶のみです。

他の植物から作られた甜茶には、花粉症対策に有効な甜茶ポリフェノールが含まれていません。

商品を購入する際は、原材料表示で「甜葉懸鈎子」または「バラ科甜茶」と記載されているか確認しましょう。

単に「甜茶」とだけ書かれている場合は、成分を確認してから購入することをおすすめします。

べにふうきは元々紅茶用に開発された品種ですが、花粉症対策には「緑茶」として飲む必要があります。

紅茶に加工すると発酵の過程でメチル化カテキンが変化してしまい、花粉症への効果が大幅に減少してしまいます。

「べにふうき紅茶」という商品もありますが、花粉症対策が目的なら「べにふうき緑茶」を選びましょう。

商品名やパッケージをよく確認して購入することが大切です。

2023年、国民生活センターは「花粉症に劇的に効く」と謳った健康茶に医薬品成分のステロイドが含まれていたとして注意喚起を行いました。

このケースでは、お茶を飲み続けた結果、副腎機能が抑制されるという健康被害が報告されています。

「すぐに効く」「100%改善」などの誇大広告には十分注意が必要です。

信頼できるメーカーの商品を選び、極端な効果を謳う商品には手を出さないようにしましょう。

花粉症対策としてお茶を取り入れる一方で、症状を悪化させる可能性のある飲み物についても知っておきましょう。

アルコールには血管を拡張させる作用があり、鼻づまりを悪化させる可能性があります。

また、アルコールの分解時に生成されるアセトアルデヒドには、ヒスタミンの放出を促す働きがあるとされています。

花粉シーズン中は飲酒を控えめにするか、症状がつらい時期は避けた方がよいでしょう。

どうしても飲みたい場合は、量を控えめにすることをおすすめします。

緑茶や紅茶にはカフェインが含まれているため、飲みすぎには注意が必要です。

カフェイン自体が花粉症を悪化させるわけではありませんが、過剰摂取は睡眠の質を下げ、免疫機能のバランスを乱す原因になりかねません。

健康な成人の場合、1日のカフェイン摂取量は400mg程度が上限とされています。

緑茶や紅茶なら1日10杯程度が目安になります。

カフェインが気になる方は、ノンカフェインの甜茶やルイボスティーを選ぶとよいでしょう。

花粉症に一番効くお茶は何ですか?

研究データが最も豊富なのはべにふうき緑茶です。

農研機構をはじめ複数の研究機関でスギ花粉症への効果が確認されており、メチル化カテキンの抗アレルギー作用が科学的に裏付けられています。

飲んで20〜30分程度で即効性を感じる方もいるため、症状が出ているときにも飲みやすいお茶です。

ただし、効果には個人差があるため、まずは試してみて自分に合うかどうか確認することをおすすめします。

べにふうき茶と甜茶はどちらがおすすめですか?

どちらにもメリットがあるため、自分の状況に合わせて選ぶのがよいでしょう。

べにふうき緑茶は即効性が期待でき、研究データも豊富なのが特徴です。

ただしカフェインを含むため、妊婦の方や就寝前に飲みたい方には向いていません。

甜茶はノンカフェインで低カロリーのため、妊婦の方やお子さんでも安心して飲めます。

甘みがあって飲みやすいため、毎日続けやすいのもメリットです。

お茶で花粉症は治りますか?

お茶で花粉症が「治る」わけではありません。

あくまでも症状を和らげる補助的な対策として位置づけてください。

厚生労働省の調査でも、お茶などの民間療法で効果を実感できた方は30%以下と報告されています。

症状が重い場合は、お茶だけに頼らず医療機関を受診して適切な治療を受けることが大切です。

妊婦や子どもでも飲めるお茶はありますか?

ノンカフェインの甜茶やルイボスティーなら、妊婦の方やお子さんでも安心して飲めます。

甜茶は甘みがあって飲みやすく、ルイボスティーはミネラルも豊富に含まれているため健康維持にも役立ちます。

べにふうき緑茶や紅茶にはカフェインが含まれるため、妊娠中は飲みすぎに注意が必要です。

気になる場合は、かかりつけ医に相談してから取り入れるようにしましょう。

花粉症対策として、べにふうき緑茶や甜茶、ルイボスティーなどのお茶を取り入れる方法があります。

これらのお茶に含まれるポリフェノールには、ヒスタミンの放出を抑える働きがあり、症状の緩和が期待できます。

ただし、お茶はあくまで補助的な対策であり、治療薬のような即効性や確実な効果を保証するものではありません。

効果を引き出すためには、花粉飛散の1〜1.5ヶ月前から飲み始め、毎日継続することが大切です。

べにふうき緑茶は熱湯で淹れる、甜茶は「バラ科甜葉懸鈎子」を選ぶなど、正しい選び方と飲み方を意識しましょう。

症状が重い場合はお茶だけに頼らず、医療機関を受診して適切な治療を受けることをおすすめします。

自分に合ったお茶を見つけて、つらい花粉シーズンを少しでも快適に過ごしてください。

権東 容秀 医師

監修医師

権東 容秀 医師

東京医科大学卒。形成外科・皮膚科医師。専門はアトピー性皮膚炎、創傷外科、熱傷、美容一般。

  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本形成外科学会 領域指導医
  • 日本形成外科学会 皮膚腫瘍分野指導医
  • 日本皮膚科学会 専門医
  • 日本熱傷学会 専門医
  • 日本創傷外科学会 専門医