代々木クリニック

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医療コラム

キーワード:ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、肌表面の古い角質をうすく取り除き、肌の更新を促す治療です。
 
薬液の力で角質をやわらかくし、自然にはがれる働きを利用します。
 
使用する薬剤にはグリコール酸、サリチル酸(マクロゴール基剤・エタノール基剤)、トリクロロ酢酸(TCA)、乳酸、ベーカーゴードン液、フェノールなどがあります。
 
日本人の肌にはグリコール酸が比較的マイルドで安全に使いやすいとされ、当院でもグリコール酸を採用しています。
 
効果が見込めるお悩みは主にニキビとしみです。
 
ニキビは毛穴をふさぐ角質や面皰の排出が進むため改善し、炎症がある赤いニキビも排膿が促され治りが早くなりやすいです。
 
しみやくすみは表皮の生まれ変わりが整うことで、少しずつ明るい印象に近づきます。
 

ケミカルピーリングの治療の流れ

 
治療の流れは、診察で肌状態を確認し、クレンジングと洗顔のあとに薬液を塗布し、決めた時間で中和・洗浄し、保湿で仕上げるという順番で院内で進みます。
 
工程を分けて管理する理由は、角質の厚みやニキビの数に合わせて濃度と作用時間を細かく調整し、必要な深さにだけ作用させて安全性と効果を両立させるためです。
 
通院の目安は治療開始時に約2週間に1回で、中等度のニキビは平均6回、重症は平均10回のころから新しい発生が減り、赤みや腫れの引きが早まり、次の受診までの間隔を徐々に空けられるケースが増えていきます。
 
はじめは短い間隔でリズムを作り、落ち着いてきたら来院頻度を少しずつ調整すると続けやすく、無理なく変化を実感しやすいでしょう。
 

ケミカルピーリングはこんな方におすすめ

 
ケミカルピーリングは、毛穴の詰まりやくり返すニキビ、肌のくすみやしみが気になる方に向いており、やさしく角質を整えたい方にも選ばれています。
 
古い角質や面皰の排出を促し、毛穴の閉塞を取り除き、表皮の生まれ変わりが整うため、ざらつきや色むらの悩みに届きやすく、負担を抑えながら変化を目指せる特長があるといえます。
 
白や黒の小さなニキビが続く方、洗っても皮脂詰まりが気になる方、肌を明るく見せたい方、日本人の肌にマイルドとされるグリコール酸での施術を希望する方、定期的に通院できる方に合うことが多いでしょう。
 
自分の肌質や生活に合うかは診察で確認でき、通うペースや濃度の希望も含めて医師と一緒に遠慮なく相談してみてください。
 

ケミカルピーリングの注意点

 
安全に受けるために、施術前後のスキンケアや直近の美容施術との間隔に注意が必要で、小さな配慮で仕上がりと安心感、効果の出方にも違いが出ます。
 
角質が傷んだ状態に薬液が作用すると必要以上に深く届きやすく、刺激やトラブルのリスクが上がると考えられるため、予防の観点が重要です。
 
前日は顔剃りやパック、スクラブ洗顔を避け、直近1か月にケミカルピーリングやレーザー、電気・ワックス脱毛を受けている場合や、顔に湿疹・口唇ヘルペス・伝染性膿痂疹がある場合は、治癒や期間の経過まで施術を見合わせます。
 
該当するか迷うことがあれば予約前に必ず相談しておくとより安心で、当日の状態でも医師が実施可否を一層丁寧に判断できるでしょう。
 

ピーリングの料金

 

施術内容 部位 料金
ピーリング(グリコール酸) ¥4,500
未成年 ¥3,500
ピーリング(グリコール酸) 背中 ¥7,000