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医療コラム
「ホクロ」とは一般的に体にできる黒いシミや盛り上がりを指すことが多いです。
医学的病名は色素性母斑といいます。
平らなものからドーム状に盛り上がって引っかかってしまうものまで様々な形態を示します。
「ホクロ」と似た病態で基底細胞癌や悪性黒色腫という悪性腫瘍があります。
これらはダーモスコピーという拡大鏡に似た器具を使用すると診断がつきやすくなります。
当院ではダーモスコピーを用いてきちんと診断を行っております。
基本的に切除を行って病理検査を行い、悪性の有無を確認しています。
病変を1㎜離してメスでくり抜きます、止血後周囲の皮膚のゆがみを調整しながら縫合します。
悪性を疑う場合で大きい場合には腫瘍の中心を一部切り取り病理検査に回します。
レーザーで表面を削り、最小限の損傷で病変を除去し、その後軟膏治療で上皮化を待ちます。病理検査が出来ないのでダーモスコピーで悪性を否定してから行います。傷跡が小さいことがメリットですが病変が深い場合はニキビ跡のように少し凹んだ傷跡になることがあり、再発の可能性もあります。
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