傷痕といっても状態や原因はさまざまです。
一般にいう傷跡とは外傷や手術の部位が赤く盛り上がっている状態を指します。
この赤く、固い状態を肥厚性瘢痕またはケロイドといい、前者は基本的に拡大せずに時間とともに白く、柔らかくなっていきます(成熟瘢痕)。後者の場合は徐々に拡大していきます。
これらの傷跡は予防が大事です。傷をおった際に適切な治療を行い、手術の後には部位にそった縫い方を行ってその後にテーピングや内服を行います。
肥厚性瘢痕とケロイドの治療は基本的に同じです。まずはステロイドのテープ剤(エクラープラスター®)を貼付し、瘢痕を柔らかくします。
その後必要に応じて徐放性ステロイドの注射(ケナコルト®)を行います。
ピアスケロイドは手術単独で治癒することもありますが、再発時や前胸部や腹部などの部位では手術+電子線照射が必要なことがあります。
また擦り傷をおった際も砂利などが皮膚に残り、刺青のように残ってしまうことがあります。
早期では表面麻酔をかけてしっかりと異物を除去して擦り傷の治療を行い、刺青となった場合はレーザーで除去を行います(自費診療)。
当院では形成外科医による適切な縫合や傷の処置を行って傷の治療および傷跡の治療を行っています。
自費診療のレーザー治療の料金
| 大きさ |
料金 |
| 1mm |
5,000円 |
| 2mm |
5,000円 |
| 3mm |
6,000円 |
| 4mm |
8,000円 |
| 5mm |
10,000円 |
※3mm以降は1mm大きくなるたびに追加料金2,000円発生します。
仮に8mmの場合は16,000円の料金が発生します。
※外傷性の入れ墨はシミに分類されます。10mmまで10,000円で以後1mm増えるたびに1,000円追加料金が発生します。