代々木クリニック

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医療コラム

キーワード:単純疱疹(ヘルペスなど)

単純ヘルペスウィルス(HSV)1型または2型に感染することにより皮膚や粘膜に疼痛を伴った小水疱が出現します。
HSV-1は口唇や口内炎に出現することが多く、HSV-2は陰部に出現することが多いです。
感染経路は病変を直接触れたり(接触感染)、くしゃみ・咳きや唾液などがかかって(飛沫感染)感染します。
HSVは一度感染すると神経節に潜伏し、免疫状態が低下すると症状が出現し、繰り返します。

典型的な経過としてピリピリやチクチクなどの違和感が生じてその後赤く腫れます。
その後水疱を形成してカサブタとなり治っていきます。
アトピー性皮膚炎のように湿疹病変部位に感染すると広範囲に水疱が出現して重症化します。(カポジ水痘様発疹症)

治療は坑ウイルス薬の外用または内服で症状の出はじめに対処することが望ましいです。
陰部で再発を繰り返す場合には少々の坑ウィルス薬を連日長期内服して予防する場合があります。
陰部や口腔内に水疱や、潰瘍が出現した場合はベーチェット病や梅毒等の疾患と鑑別が必要になることがあるので早めにご相談下さい。