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医療コラム

2026.02.05

花粉症に効く食べ物・飲み物一覧|症状を悪化させるNG食品も解説

花粉症に効く食べ物・飲み物一覧|症状を悪化させるNG食品も解説
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※本コラムは医療情報の提供を目的とした一般的な解説記事です。
記載されている治療法・医薬品・注射等のすべてを当院で実施しているわけではありません。
当院で実施している診療内容・施術可否・費用等の詳細は「診療科目」ページをご確認いただくか、直接お問い合わせください。

「花粉症に効く食べ物ってあるの?」「食事で少しでも症状を和らげたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

花粉症の症状は、お薬だけでなく、日々の食生活によっても影響を受けることがわかっています。

腸には全身の免疫細胞の約60〜70%が集まっており、腸内環境を整えることが花粉症対策につながると考えられています。

ヨーグルトや青魚、緑茶など、花粉症に良いとされる食べ物には、腸内環境を整えたり、アレルギー反応を抑えたりする成分が含まれていることも。

一方で、アルコールや高脂肪食など、症状を悪化させる可能性のある食べ物もあるため、注意が必要です。

この記事では、花粉症の症状緩和が期待できる食べ物・飲み物と、避けた方がよい食品を詳しく解説します。

食生活を見直して、つらい花粉シーズンを少しでも快適に過ごしましょう。

花粉症対策というと、お薬やマスクをイメージする方が多いかもしれません。

しかし、実は食事も花粉症の症状に影響を与える重要な要素です。

ここでは、食べ物と花粉症の関係について解説します。

私たちの体には、細菌やウイルスなどの外敵から身を守る「免疫」という仕組みが備わっています。

花粉症は、この免疫システムが花粉を「異物」と判断し、過剰に反応することで発症します。

実は、免疫細胞の約60〜70%は腸に集中しています。

腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど重要な器官であり、全身の免疫機能に大きな影響を与えているのです。

腸の中には約1,000種類、100兆個以上の腸内細菌が住んでおり、これらの細菌のバランスが免疫の働きを左右します。

つまり、腸内環境を整えることが、花粉症対策の第一歩になるといえるでしょう。

腸内細菌には、体に良い影響を与える「善玉菌」と、悪い影響を与える「悪玉菌」があります。

善玉菌が多い状態を「腸内環境が良い」、悪玉菌が多い状態を「腸内環境が悪い」といいます。

腸内環境が乱れると、免疫細胞のバランスが崩れ、アレルギー反応が起こりやすくなります。

特に、花粉症の発症に関わる「Th2細胞」という免疫細胞が過剰に働くようになるとされています。

研究によると、花粉症などのアレルギー疾患を持つ方は、腸内の「酪酸菌」が減少していることがわかっています。

酪酸菌は善玉菌が住みやすい環境を作る働きがあるため、腸内環境の改善が花粉症対策につながると考えられているのです。

腸内環境を整えるためには、善玉菌を増やす食べ物を積極的に摂ることが大切です。

乳酸菌やビフィズス菌を含む発酵食品、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖などが効果的とされています。

アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの放出を抑える成分を含む食べ物も注目されています。

ポリフェノールやカテキン、EPA・DHAなどの成分が、花粉症の症状緩和に役立つ可能性があります。

食事による花粉症対策は、体の内側から免疫バランスを整えるアプローチです。

お薬のような即効性はありませんが、継続することで体質改善が期待できます。

食べ物はあくまで「お薬の代わり」ではなく、「体質改善」として取り入れるものです。

特定の食品を食べたからといって、すぐに花粉症が治るわけではありません。

効果を実感するためには、花粉シーズンの1〜2ヶ月前から継続して摂取することが重要です。

毎日の食事に少しずつ取り入れ、習慣化することを心がけましょう。

食事だけで花粉症を完全に抑えることは難しいため、症状がひどい場合は医療機関を受診することも大切です。

食事による対策と医療機関での治療を組み合わせることで、より効果的に花粉症と向き合えるでしょう。

花粉症の症状緩和が期待できる食べ物をご紹介します。

これらの食品には、腸内環境を整えたり、アレルギー反応を抑えたりする成分が含まれています。

ヨーグルトは、花粉症対策として最もよく知られている食品の一つです。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあります。

腸内環境が改善されると、免疫バランスが整い、アレルギー反応が起こりにくくなると考えられています。

研究では、特定の乳酸菌を継続して摂取することで、花粉症の症状が軽減したという報告もあります。

効果を高めるためには、はちみつやバナナ、きなこなど、オリゴ糖を含む食品と一緒に摂るのがおすすめです。

オリゴ糖は乳酸菌のエサとなり、善玉菌の増殖を促進します。

納豆や味噌などの発酵食品も、腸内環境を整える効果が期待できます。

納豆に含まれる納豆菌は、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。

味噌には乳酸菌が含まれており、毎日の味噌汁で手軽に摂取できます。

ぬか漬けやキムチなどの漬物も、乳酸菌を豊富に含む発酵食品です。

日本の伝統的な和食には発酵食品が多く含まれており、腸内環境を整えるのに適した食事といえるでしょう。

毎日の食事に発酵食品を1品プラスすることから始めてみてください。

サバやイワシ、サンマなどの青魚には、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。

これらの不飽和脂肪酸には、アレルギー反応を引き起こすロイコトリエンの放出を抑える作用があるとされています。

EPAやDHAは体内で生成できない必須脂肪酸のため、食事から摂取する必要があります。

週に2〜3回は青魚を食べる習慣をつけると良いでしょう。

ただし、鮮度が落ちた青魚はヒスタミンが生成されやすく、アレルギー症状を悪化させる可能性があります。

新鮮なものを選び、早めに食べるようにしましょう。

れんこんには、ポリフェノールやタンニン、食物繊維が豊富に含まれています。

ポリフェノールには抗酸化作用があり、アレルギー疾患に良い影響を与えるといわれています。

タンニンはポリフェノールの一種で、炎症を抑える作用のほか、鼻水を抑える効果も期待できます。

研究では、れんこんが花粉を攻撃するIgE抗体の産生を抑え、花粉症を起こりにくくするという報告もあります。

れんこんは煮物やきんぴら、天ぷらなど、さまざまな料理に使えます。

花粉シーズンには積極的に取り入れてみてください。

玉ねぎには、ケルセチンというポリフェノールが含まれています。

ケルセチンには、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える作用があるとされています。

ケルセチンには抗酸化作用や抗炎症作用もあり、花粉症による炎症を和らげる効果が期待できます。

玉ねぎの皮の部分に最も多く含まれているため、皮を煮出してスープにするのもおすすめです。

生で食べると辛味成分が刺激になることがあるため、加熱して食べる方が良いでしょう。

カレーやシチュー、味噌汁など、毎日の料理に取り入れやすい食材です。

しそ(大葉)には、ロズマリン酸というポリフェノールが含まれています。

ロズマリン酸には抗酸化作用や抗炎症作用があり、花粉症の症状を和らげる効果が期待できます。

しそに含まれるα-リノレン酸も、アレルギー反応を抑える働きがあるとされています。

刺身のつまとして添えられていることが多いですが、積極的に食べるようにしましょう。

しそジュースやしそを使った料理など、アレンジして取り入れるのもおすすめです。

青じそだけでなく、赤じそにも同様の効果が期待できます。

しいたけやまいたけ、えのきなどのきのこ類には、ビタミンDが豊富に含まれています。

ビタミンDは免疫細胞の働きを調整し、正常な免疫応答を維持する役割があります。

研究では、ビタミンDがアレルギー反応による炎症を抑える効果があることが報告されています。

ビタミンDは腸内細菌の多様性を高め、酪酸菌を増やす作用もあるとされています。

きのこ類には食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境を整える効果も期待できます。

炒め物や汁物、鍋など、さまざまな料理に活用しましょう。

わかめやひじき、めかぶなどの海藻類には、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。

水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果があります。

腸内環境が改善されると、免疫機能も向上し、花粉症の症状改善が期待できます。

海藻類にはミネラルも豊富に含まれており、体全体の健康維持にも役立ちます。

味噌汁やサラダ、酢の物など、毎日の食事に取り入れやすい食材です。

乾燥わかめやひじきを常備しておくと、手軽に使えて便利です。

少し意外かもしれませんが、チョコレートも花粉症対策に効果が期待できる食品です。

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、免疫機能に作用してアレルギー症状を抑える働きがあります。

研究では、チョコレートを摂取した被験者でヒスタミンの分泌が減少し、花粉症の症状が軽減したという報告があります。

同様の成分はココアにも含まれているため、温かいココアもおすすめです。

ただし、砂糖や脂肪分が多いチョコレートは逆効果になる可能性があります。

カカオ含有量70%以上の高カカオチョコレートを選ぶようにしましょう。

梅干しには、バニリンという香り成分が含まれています。

研究によると、毎日梅を食べている人は、食べていない人に比べてアレルギー症状が少ないという報告があります。

バニリンは細胞内に取り込まれると、花粉症の症状を出しにくくする効果があるとされています。

1日1個の梅干しを食べる習慣をつけることで、花粉症対策になる可能性があります。

梅干しはおにぎりやお茶漬け、料理のアクセントなど、さまざまな形で取り入れられます。

塩分が気になる方は、減塩タイプの梅干しを選ぶと良いでしょう。

食品主な成分期待できる効果
ヨーグルト乳酸菌腸内環境を整え免疫バランスを調整
納豆・味噌納豆菌・乳酸菌善玉菌を増やし腸内環境を改善
青魚(サバ・イワシ)EPA・DHAロイコトリエンを抑制しアレルギー反応を軽減
れんこんポリフェノール・タンニンIgE抗体産生を抑制・鼻水を抑える
玉ねぎケルセチンヒスタミンの放出を抑制
しそ(大葉)ロズマリン酸抗酸化・抗炎症作用
きのこ類ビタミンD免疫バランスを調整・酪酸菌を増やす
海藻類水溶性食物繊維善玉菌のエサとなり腸内環境を改善
チョコレートカカオポリフェノールヒスタミン分泌を抑制
梅干しバニリンアレルギー症状を軽減

食べ物だけでなく、飲み物でも花粉症対策ができます。

毎日の水分補給として取り入れることで、手軽に継続できるのがメリットです。

緑茶に含まれるカテキンには、アレルギー抑制効果があるとされています。

カテキンはポリフェノールの一種で、ヒスタミンの放出を抑える働きがあると考えられています。

特に注目されているのが「べにふうき茶」です。

べにふうきには「メチル化カテキン」という成分が多く含まれており、通常のカテキンよりも花粉症に効果的とされています。

メチル化カテキンは加熱しすぎると減少してしまうため、パッケージに記載された抽出時間を守ることがポイントです。

花粉シーズン前から継続して飲むことで、より効果が期待できます。

甜茶は中国で「甘いお茶」を意味する薬草茶の総称です。

花粉症対策として注目されているのは、バラ科の植物「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」から作られる甜茶です。

甜茶には「甜茶ポリフェノール」が含まれており、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える効果があるとされています。

ほのかな甘みがあり、ノンカフェインなので、妊娠中の方や小さなお子様も飲むことができます。

花粉症の症状が現れる1ヶ月ほど前から飲み始めると、より効果が期待できるといわれています。

毎日継続して飲む習慣をつけましょう。

ルイボスティーは南アフリカ原産の健康茶で、ノンカフェインなのが特徴です。

ルイボスティーに含まれるフラボノイドには、ヒスタミンの分泌を抑え、アレルギー反応による炎症を改善する働きがあるとされています。

ルイボスティーには抗酸化作用があるSOD(スーパーオキシドジムターゼ)に似た成分も含まれています。

SODはアレルギーや老化の原因となる活性酸素を分解する働きがあります。

苦味や渋味が少なく飲みやすいので、日常的な水分補給として取り入れやすいお茶です。

ホットでもアイスでも楽しめます。

乳酸菌飲料も、腸内環境を整える効果が期待できる飲み物です。

ヨーグルトと同様に、乳酸菌が腸内の善玉菌を増やし、免疫バランスを整える働きがあります。

特に、花粉症対策に特化した機能性表示食品の乳酸菌飲料も販売されています。

手軽に飲めるので、毎日の習慣として続けやすいのがメリットです。

ただし、糖分が多く含まれている製品もあるため、成分表示を確認して選ぶことをおすすめします。

無糖タイプや低糖タイプを選ぶと、糖分の摂りすぎを防げます。

コーヒーに含まれるカフェインには、ヒスタミンの放出を抑える可能性があるという研究報告があります。

コーヒーに含まれるポリフェノール(クロロゲン酸)にも抗酸化作用があり、アレルギー症状の緩和に役立つ可能性があります。

ただし、カフェインの摂りすぎは体に良くないため、1日3〜4杯程度を目安にしましょう。

妊娠中の方やカフェインに敏感な方は、緑茶やルイボスティーなど他の飲み物を選ぶことをおすすめします。

コーヒーに砂糖やクリームを大量に入れると、逆に花粉症を悪化させる可能性があります。

できるだけブラックか、少量のミルクを加える程度にしましょう。

花粉症に良い食べ物がある一方で、症状を悪化させる可能性のある食べ物もあります。

花粉シーズンには、以下の食品を控えめにすることをおすすめします。

アルコールは花粉症の症状を悪化させる代表的な飲み物です。

アルコールには血管を拡張させる作用があり、鼻づまりを悪化させる可能性があります。

アルコールはヒスタミンの放出を促進する働きがあるため、くしゃみや鼻水などの症状が強くなることがあります。

特にビールや赤ワインには、アレルギー反応を悪化させる成分が含まれているといわれています。

花粉シーズン中は、アルコールの摂取を控えめにすることをおすすめします。

どうしても飲みたい場合は、量を減らすなどの工夫をしましょう。

揚げ物やファストフード、肉類中心の食事など、高脂肪・高カロリーの食事は花粉症を悪化させる可能性があります。

飽和脂肪酸を多く含む食事は、腸内環境を乱し、アレルギー反応を促進するとされています。

肥満とアレルギーには密接な関係があることがわかっています。

肥満の方が増えるとともに、アレルギー患者も増加しているという報告があります。

花粉シーズンには、脂っこい食事を控え、野菜や魚を中心としたバランスの良い食事を心がけましょう。

和食は脂肪分が少なく、発酵食品も多いため、花粉症対策に適した食事といえます。

加工食品やファストフードには、食品添加物や保存料が多く含まれています。

これらの成分は腸内環境を悪化させ、免疫バランスを乱す可能性があります。

腸内環境が悪化すると、体内でヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症物質が過剰に放出されやすくなります。

その結果、花粉症の症状が悪化しやすくなると考えられています。

できるだけ手作りの食事を心がけ、加工食品の摂取を控えることが大切です。

忙しい時でも、コンビニのサラダや納豆など、添加物の少ない食品を選ぶようにしましょう。

砂糖を多く含む食品や飲み物は、花粉症の症状を悪化させる可能性があります。

高糖質の飲料(炭酸飲料や甘いジュースなど)は、腸内の細菌環境を乱し、体内の炎症を促進し、免疫力を低下させる可能性があります。

ケーキやクッキー、チョコレート(高カカオ以外)などのお菓子も控えめにしましょう。

甘いものを食べたい時は、はちみつや黒砂糖など、白砂糖以外の甘味料を使うと良いでしょう。

果物も糖分を含みますが、ビタミンや食物繊維も摂れるため、適量であれば問題ありません。

花粉症の方は、特定の生の野菜や果物を食べると、口の中がかゆくなったり、唇が腫れたりすることがあります。

これは「交差反応」と呼ばれる現象で、花粉と似た構造を持つ食物が免疫システムに反応を引き起こすためです。

特にスギやヒノキ花粉症の方は、トマトに注意が必要です。

シラカバ花粉症の方はリンゴや桃、ブタクサ花粉症の方はメロンやスイカなどに反応することがあります。

次の項目で、花粉の種類別に注意すべき食べ物を詳しく解説します。

花粉症の方が特定の食べ物を食べると、口や喉に違和感を感じることがあります。

これは「花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)」と呼ばれる症状です。

花粉-食物アレルギー症候群とは、花粉症の方が特定の生の野菜や果物を食べた時に起こるアレルギー反応です。

花粉に含まれるタンパク質と、特定の食物に含まれるタンパク質の構造が似ているため、免疫システムが誤って反応してしまうのです。

症状としては、口の中や唇のかゆみ、腫れ、ピリピリ感などが現れます。

重症の場合は、喉の腫れや呼吸困難、アナフィラキシーショックを起こすこともあります。

交差反応は生の状態で食べた時に起こりやすく、加熱すれば症状が出ないことが多いのが特徴です。

これは、加熱によってアレルゲンとなるタンパク質の構造が変化するためです。

スギ花粉症やヒノキ花粉症の方は、トマトに注意が必要です。

生のトマトを食べると、口の中がかゆくなったり、唇が腫れたりすることがあります。

トマトはスギやヒノキだけでなく、他の花粉でもアレルギー反応を起こしやすい食品です。

症状が出る場合は、加熱したトマトソースやケチャップなど、火を通した形で食べるようにしましょう。

シラカバやハンノキ花粉症の方は、バラ科の果物に注意が必要です。

リンゴ、桃、さくらんぼ、梨、いちご、びわなどが該当します。

キウイやアーモンド、ヘーゼルナッツ、セロリ、にんじんなども交差反応を起こす可能性があります。

北海道や東北地方ではシラカバ花粉症の方が多いため、これらの食品に注意が必要です。

ブタクサ花粉症の方は、ウリ科の食品に注意が必要です。

メロン、スイカ、きゅうり、ズッキーニなどが該当します。

バナナやアボカドでも症状が出ることがあります。

秋に花粉症の症状が出る方は、これらの食品を食べる際に注意しましょう。

交差反応を起こす食品でも、加熱すれば食べられることが多いのが特徴です。

加熱によってアレルゲンとなるタンパク質の構造が変化し、免疫システムが反応しなくなるためです。

生の果物で症状が出る場合は、ジャムやコンポート、焼きリンゴなど、加熱調理した形で食べてみてください。

缶詰の果物も、加熱処理されているため症状が出にくいとされています。

ただし、加熱しても症状が出る場合は、その食品を避けることをおすすめします。

症状が重い場合は、医療機関でアレルギー検査を受けることをおすすめします。

花粉の種類飛散時期注意が必要な食品
ハンノキ1月〜4月リンゴ・桃・さくらんぼ・梨・キウイ・アーモンド・セロリ・にんじん
スギ・ヒノキ2月〜5月トマト
シラカバ4月〜6月リンゴ・桃・さくらんぼ・梨・キウイ・アーモンド・セロリ・にんじん
ブタクサ8月〜10月メロン・スイカ・きゅうり・バナナ・ズッキーニ
ヨモギ8月〜10月セロリ・にんじん・マンゴー・スパイス類
カモガヤ(イネ科)5月〜7月メロン・スイカ・トマト・オレンジ

花粉症に効く食べ物を、毎日の食事にどのように取り入れれば良いのでしょうか。

ここでは、具体的な食事メニューの例をご紹介します。

朝食には、ヨーグルトを中心としたメニューがおすすめです。

プレーンヨーグルトにバナナやブルーベリーなどのフルーツを加え、きなこをトッピングしましょう。

きなこにはオリゴ糖が含まれており、乳酸菌のエサとなって善玉菌の増殖を促します。

はちみつを少量加えると、さらにオリゴ糖を摂取できます。

忙しい朝でも簡単に準備できるため、毎日続けやすいメニューです。

乳酸菌飲料を加えても良いでしょう。

昼食には、青魚と発酵食品を組み合わせた和食がおすすめです。

サバの味噌煮は、EPA・DHAと発酵食品(味噌)を一度に摂取できる優れたメニューです。

副菜には、れんこんのきんぴらや海藻サラダを添えましょう。

味噌汁には、わかめやきのこを入れると、さらに効果が期待できます。

外食でも和食の定食を選ぶことで、花粉症対策になる食事を摂ることができます。

夕食には、れんこんのきんぴらをメインの副菜に加えましょう。

れんこんにはポリフェノールやタンニンが含まれており、花粉症の症状緩和が期待できます。

メインディッシュには、イワシの煮付けやサンマの塩焼きなど、青魚を選びましょう。

味噌汁には、しいたけやえのきなどのきのこ類、玉ねぎ、大葉などを入れると効果的です。

納豆も一品追加すると、発酵食品をさらに摂取できます。

間食には、高カカオチョコレート(カカオ70%以上)と緑茶の組み合わせがおすすめです。

カカオポリフェノールとカテキンの両方を摂取でき、花粉症対策になります。

チョコレートは1日20〜30g程度を目安にしましょう。

緑茶の代わりに、べにふうき茶や甜茶を選んでも良いでしょう。

甘いお菓子やジュースを高カカオチョコレートとお茶に置き換えることで、花粉症を悪化させる砂糖の摂取も減らせます。

食事による花粉症対策は、即効性がないのが特徴です。

効果を実感するためには、花粉が飛散し始める1〜2ヶ月前から継続して取り組むことが重要です。

スギ花粉は2月から飛散し始めるため、12月〜1月頃から食生活を見直すと良いでしょう。

毎日の食事に少しずつ花粉症対策の食品を取り入れ、習慣化することを心がけてください。

無理なく続けられることが大切なので、好きな食品から取り入れてみましょう。

花粉症と食べ物に関して、よくある質問にお答えします。

花粉症に一番効く食べ物は何ですか?

「これを食べれば花粉症が治る」という特効薬のような食べ物はありません。

ただし、ヨーグルトや青魚、れんこんなど、複数の食品を組み合わせて継続的に摂取することで、症状の緩和が期待できます。

特に腸内環境を整える発酵食品と、アレルギー反応を抑えるポリフェノールやEPA・DHAを含む食品を、バランス良く摂ることが大切です。

ヨーグルトは毎日食べた方がいいですか?

花粉症対策としてヨーグルトを食べる場合は、毎日継続して食べることをおすすめします。

乳酸菌は腸内に定着しにくいため、毎日摂取し続けることで効果が期待できます。

朝食に1カップ程度を目安に、花粉シーズンの1〜2ヶ月前から食べ始めると良いでしょう。

花粉症に効く食べ物はすぐに効果が出ますか?

食べ物による花粉症対策は、お薬のような即効性はありません。

腸内環境を整え、免疫バランスを改善するには時間がかかるため、最低でも2〜3ヶ月は継続する必要があります。

花粉シーズンが始まる前から取り組むことで、シーズン中の症状軽減が期待できます。

サプリメントでも花粉症に効果はありますか?

乳酸菌やビタミンD、EPA・DHAなどのサプリメントも、花粉症対策に役立つ可能性があります。

ただし、サプリメントはあくまで「補助」として考え、バランスの良い食事を基本にすることが大切です。

サプリメントを選ぶ際は、成分や含有量を確認し、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。

子どもの花粉症にも食事対策は有効ですか?

子どもの花粉症にも、食事による対策は有効です。

特に腸内環境を整えることは、子どものアレルギー体質の改善に役立つとされています。

ヨーグルトや納豆、野菜、魚などをバランス良く食べる習慣をつけましょう。

ただし、子どもの場合は症状がひどくなる前に、小児科やアレルギー科を受診することをおすすめします。

食事による花粉症対策は、体質改善に役立ちますが、お薬の代わりにはなりません。

症状がひどい場合は、医療機関での治療を受けることが大切です。

この記事でご紹介した食べ物や飲み物は、花粉症の症状を「緩和する可能性がある」ものです。

食べるだけで花粉症が治るわけではなく、あくまで体質改善や予防として取り入れるものです。

くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状がひどい場合は、抗ヒスタミン薬などの薬物療法が必要です。

食事による対策と医療機関での治療を組み合わせることで、より効果的に花粉症と向き合えるでしょう。

毎年花粉症に悩まされている方は、花粉シーズン前に医療機関を受診し、初期療法を受けることをおすすめします。

代々木クリニックでは、患者様一人ひとりの症状に合わせた花粉症治療をご提案しています。

当院は皮膚科・アレルギー科を専門としており、鼻や目の症状だけでなく、花粉皮膚炎など肌への影響にも対応可能です。

皮下免疫療法では30年以上の実績もあります。

「毎年春になると肌荒れがひどくなる」「目の周りがかゆくてつらい」といった皮膚症状でお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

花粉症の症状は我慢せず、適切な治療を受けることで、日常生活の質を大きく改善できます。

花粉シーズン前からの早めの受診がおすすめです。つらい症状にお悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。

権東 容秀 医師

監修医師

権東 容秀 医師

東京医科大学卒。形成外科・皮膚科医師。専門はアトピー性皮膚炎、創傷外科、熱傷、美容一般。

  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本形成外科学会 領域指導医
  • 日本形成外科学会 皮膚腫瘍分野指導医
  • 日本皮膚科学会 専門医
  • 日本熱傷学会 専門医
  • 日本創傷外科学会 専門医