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イソトレチノインは怖い薬で副作用に注意が必要なの?服用をやめた後の肌の状態

イソトレチノインは副作用が起こりやすく、怖い薬だと不安に感じていませんか?

ニキビ治療の切り札と言われているイソトレチノインは、副作用として鬱症状や肝臓に負担がかかる可能性があります。

特に、イソトレチノインは累積投与量が重要な薬ですが、6ヶ月の1クールでやめている場合、あなたの体重によっては累積投与量が足りていない可能性が高いです。

医師とどれくらいの期間イソトレチノインを服用するのか相談し、医師の指示に従って服用をすれば大きな副作用が起こる心配もなく怖い薬ではありません

また、2025年にJAMA Dermatology※に掲載されたLaiらの大規模コホート研究(19,907例)では、全体の22.5%にニキビの再発が認められ、8.2%がイソトレチノインの再治療を必要としました[1]。

JAMA Dermatologyとは:米国医師会(American Medical Association: AMA)が発行する月刊の国際的な査読付き皮膚科学専門誌

副作用だけではなく、ニキビが再発しないための注意点などもまとめていきます。

目次

イソトレチノインの副作用一覧

イソトレチノインを服用して起こりやすい副作用は乾燥症状です。

薬を服用した人の90%以上に乾燥症状があらわれると言われていますが、ほかにも様々な副作用があらわれます。

乾燥以外に気をつけた方が良い症状として、血液系の症状があり、定期的に経過を観察する必要がある点に注意が必要です。

副作用出現確率
唇や体、粘膜の乾燥90%
ニキビの悪化30~40%
肝機能異常7~15%
脂質異常10~25%
うつ症状10%以下
脱毛3~6%
消化器症状2%

乾燥や脱毛、ニキビの悪化などの症状は目に見える症状です。

しかし、血液系の副作用といわれる肝機能異常や脂質異常、うつ症状は目に見える症状ではありません。

とくに血液系の副作用は、検査をしてみないと全く気付くことができない副作用であるため、イソトレチノインを服用中は定期的に血液検査をおこなうことが必要です。

唇をはじめとした体や粘膜の乾燥や脱毛

イソトレチノインを服用すると、肌や粘膜の乾燥により唇が切れてしまったり、皮むけが起こってしまいます

乾燥が起こる可能性は90%といわれていますが、イソトレチノインを服用したほぼ全員に起こる症状だと言えることです。

イソトレチノインは、肥大して皮脂が過剰に分泌されるようになった皮脂腺を縮小させる働きを持つ薬です。

皮脂の分泌を抑えられることにより皮脂による潤いがなくなり、乾燥が起きてしまいます。

乾燥症状がひどすぎると、ドライアイになって目の痛みがあらわれたり、乾燥した肌から出血してしまったりするケースもあるため注意が必要です。

また、イソトレチノインを服用する量によっては、乾燥による脱毛が起こることもあります。

髪の毛は、抜けたり生えてきたりするサイクルを繰り返しますが、イソトレチノインによって頭皮の皮脂が減り、毛根環境が変化するとヘアサイクルも乱れます。

脱毛も一時的にあらわれる症状であるため、過度に心配する必要はありません。

乾燥症状は体のさまざまなところに影響を与えてしまいます。

イソトレチノインによる乾燥症状があらわれている期間は、保湿効果のある目薬や塗り薬を使ってケアするようにしましょう。

ニキビ症状の悪化

イソトレチノインによる好転反応で、服用した人の30〜40%が一時的にニキビ悪化に悩まされることがあります

好転反応は、イソトレチノインを服用し始めてから2〜3か月目まで続くことがありますが、体の老廃物を排出している過程であるため、心配する必要はありません。

イソトレチノインを服用してからの一般的なニキビ悪化の過程
  • 1〜2週間:軽く悪化
  • 2〜4週間:ピーク
  • 4〜8週間:落ち着き始める

ニキビの悪化は老廃物が排出しきれば落ちつくため、人によっては2か月目で落ち着きます。

ただし、重症ニキビの人やしこりニキビが多い人、皮脂量が多い人は老廃物を排出しきるための期間が長く、3か月以上続く可能性が高いです。

ニキビができても触ったり潰したりはせず、悪化させないように低刺激での洗顔や保湿を心がけるようにしましょう。

ニキビが悪化して辛い時期ですが、薬の服用は継続することが大切です。

不安な場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。

吐き気や下痢などの消化器症状

吐き気や下痢、腹痛などもイソトレチノインの副作用である可能性が高いです。

そもそもイソトレチノインは、肌だけでなく粘膜部分も乾燥させてしまう薬です。

目に見える部分だけに影響するのではなく、体のなかの胃や腸などの粘膜にも影響を及ぼす可能性があります。

胃や腸の粘膜に潤いがなくなるだけでも、粘膜は敏感に反応します。

結果として、吐き気や下痢、胃のむかつきなどの症状があらわれることがあるのです。

消化器症状は軽度であるケースが多いため、酷くなければ様子をみるだけで良いですが、以下の3つのような症状がある場合は早めに医師に相談すると良いでしょう。

  • 激しい腹痛(みぞおち~背中)
  • 吐き気が全く治まらない
  • 発熱を伴う

医師に相談する際は、イソトレチノインの服用量やいつから服用しているのかなどを伝えるとスムーズです。

鬱などの精神症状

イソトレチノインを服用すると鬱症状があらわれることが稀にありますが、原因は分かっていません

しかし、一部では脳内の神経伝達やホルモンバランスに影響する可能性があるためだと考えられています。

イソトレチノインの成分はビタミンA誘導体で、ビタミンAは気分を安定させるための物質であるセロトニンに影響すると言われています。

セロトニンの量が脳から減ると起こってしまう症状は、気分の落ち込みや不安感、やる気の低下です。

イソトレチノインと鬱症状に因果関係がある確実な根拠はありません。

しかし服用した人の10%以下の方に症状があらわれ、ニキビの悪化や見た目、ニキビがあることにストレスを感じて落ち込むケースがみられます。

抗うつ薬を服用している人は、イソトレチノインを飲んだときに鬱症状が悪化する可能性も否定できないため、併用は注意するべきだとしています。

イソトレチノインが怖い薬と言われる肝臓と催奇形性ついて

イソトレチノインの副作用には、肝機能異常となってしまう可能性が7〜15%あり、妊娠中や妊活中の人が服用すると、催奇形性が起きてしまう恐れがあります。

※催奇形性とは、おなかの中で赤ちゃんの体や器官などを形成する際に、先天的な異常が起きた体質になってしまうことです。

肝機能の数値が異常となるだけではなく、脂質異常となってしまう確率も10〜25%と比較的高めであるため、血液検査による管理が重要とされています。

とくに催奇形性については医師のコントロールが必要で、服用する場合は慎重にスタートしなければなりません。

「血液系の副作用」や「催奇形性」と聞くと、イソトレチノインは怖い薬だと感じてしまう人も多く、「体にとって悪い成分」だと判断してしまう人も多いです。

しかし、血液系の副作用や催奇形性が起こる薬は、世の中には多く存在し、医師のコントロールで安心して服用できています。

実際にイソトレチノインをはじめとした以下の医薬品は、日本国内で「医師の適切な指導のもとに使用されなければ健康被害のおそれがある未承認の医薬品」として位置づけられています。

  • ミフェプリストン
  • ミソプロストール
  • サリドマイド
  • イソトレチノイン
  • クロベンゾレックス
  • レナリドマイド

イソトレチノインも、服用方法や服用量を間違えなければ、副作用が起こる確率は低いです。

妊活中の人でイソトレチノインの服用を希望する場合、必ず医師に妊活している旨を相談し、服用してはいけない期間を知っておきましょう。

対象服用の可否
妊娠中の人禁忌
妊活中の人妊活を中止してから約30日後に服用開始可能

イソトレチノインを服用した男性と女性の副作用の発現率の違い

イソトレチノインを服用したときの男女の副作用の発現率に大きな差はありませんが、男女であらわれやすい副作用は傾向が異なります

まず、女性はもともとの肌が乾燥しやすく、皮脂量が少ない人が多いです。

イソトレチノインを服用したことで皮脂量がさらに減り、乾燥症状を強く感じる人がいます。

女性は男性よりホルモンバランスの影響を受けやすいため、ニキビ悪化などの好転反応があらわれやすくなります。

さらに妊活中や妊娠中の人は、催奇形性もあらわれることがあるため注意が必要です。

イソトレチノインがおなかの赤ちゃんの発育に影響を与え、先天的な異常を起こしてしまうことがあるため、服用は禁忌としています。

ただ、催奇形性については影響を受けるのは女性のみであるため、避妊をしていれば防げる副作用です。

イソトレチノインを服用する際に避妊は必須であり、海外では管理プログラムも設定されています。

一方男性の場合、乾燥症状があらわれることもありますが、肝機能異常や脂質異常の方がよくあらわれる傾向があります。

脂質異常は胃腸の不快感につながる可能性もあるため、男性の方があらわれやすいかもしれません。

以下の表を見ると、男女であらわれやすい副作用は出やすい傾向が異なることが分かります。

女性にあらわれやすい副作用男性にあらわれやすい副作用
・肌の乾燥
・ニキビの悪化
・催奇形性
・肝機能異常
・脂質異常
・消化器症状

男性と女性にあらわれやすい副作用を比べると、女性は一時的にあらわれる副作用が多い傾向にあります。

しかし男性は、長期的に監視しなければならない副作用が目立つため、長期的に管理して服用する必要があります。

イソトレチノインの副作用はどれくらい続く?

イソトレチノインの副作用で、乾燥症状や消化器症状などの目に見えたり感じたりする症状が落ち着いてくるのは、長くても3か月ほどです。

ニキビ治療でイソトレチノインを服用し始めると、まず老廃物を排出するために好転反応が起こります。

老廃物の量は人によって異なるため、排出期間は短い人もいれば長い人もいます。

好転反応の場合は、ニキビや乾燥症状を悪化させないために、保湿剤を使用した継続的なケアをおこなうことが大切です。

消化器症状に関しても、一時的な副作用である可能性があるため、1〜数週間で落ち着くと考えておくとよいでしょう。

スクロールできます
副作用副作用があらわれる時期副作用が続く期間
ニキビ症状の悪化~1か月1~2か月
肌や粘膜の乾燥~1か月2~3か月
脱毛1~2か月数か月
肝機能・脂質異常1~2か月服用中
消化器症状服用すぐ~3か月1~数週間

イソトレチノインによる副作用は、自分でできる対処が多くあります。

目に見えたり感じたりすることができない血液系の副作用は、定期的な血液検査で管理することで副作用を阻止・もしくは軽減することが可能です。

オンライン診療であっても、提携しているクリニックを受診するなどして血液系の副作用をコントロールすれば、安心してイソトレチノインを服用できるでしょう。

乾燥やニキビ症状悪化に対する対処は、保湿剤を使って継続的にケアをおこなったり、ニキビに対して低刺激洗顔を心がけたりすることが大切です。

副作用があらわれて対処にお困りの場合は、まずは処方医に相談することをおすすめします。

イソトレチノインを怖がらずに安心して服用するには?

イソトレチノインは自己判断で服用せず、医師の正しい処方を受けることが、怖がらずに安心して服用するための近道です。

イソトレチノインは「医師の適切な指導のもとに使用されなければ健康被害のおそれがある未承認の医薬品」です。

正しい服用量を医師が調整し、血液検査などで副作用のコントロールをおこないます。

副作用があらわれたことに気が付かないままイソトレチノインを服用していたら、健康被害が起こってしまう可能性があります。

また、副作用や服用禁忌の症状について、きちんと理解することも重要です。

イソトレチノインは、妊娠中や妊活中の人が飲んではいけない薬で、抗うつ薬を服用中の人は併用注意といわれています。

皮脂が少なくなったことによる乾燥や、ニキビの悪化については、症状を悪化させないようにセルフケアをおこなうことが重要です。

ニキビが改善したときにイソトレチノインをやめた後の皮脂の状態

ニキビが改善したときにイソトレチノインをやめると、最初の約1か月はニキビが出ることもなく、快適に生活が送れます。

しかし、1か月を過ぎると、ニキビが再発し始めたり皮脂の分泌が多くなってくることがあります

イソトレチノインは、4か月目にはニキビ症状が改善しているケースが多いです。

イソトレチノインは累積投与量(トータルの服用量)が体重によって決められている薬で、累積投与量を6か月間服用し、2か月の休薬期間を経てさらに4か月服用します。

この服用方法により、ニキビ症状の改善だけではなく、ニキビの再発防止も期待できます。

ニキビ症状が改善していても、累積投与量を「服用し切った」か「服用していないか」で、イソトレチノインの服用をやめた後の皮脂の状態は変わります。

「ニキビがなくなったから服用を中止しても問題ないだろう」と考える人がいるかもしれませんが、自己判断での中止はおすすめできません

ニキビ症状の再発の可能性と皮脂の状態

イソトレチノインの累積投与量の服用が完了してからやめた後であっても、20〜40%の確率でニキビ症状が再発する可能性があります。

累積投与量に達する前に辞めた場合は、50%の確率で再発するとも言われています。

イソトレチノインの効果は皮脂腺を小さくすることです。

累積投与量に達する前に服用をやめてしまうと、皮脂腺の変化も中途半端になってしまうため、時間とともに元に戻ってしまいます

イソトレチノインの服用をやめた後の経過を、累積投与に達した状態と達していないかで比較したとき、違いがあらわれるのは3か月以降です。

スクロールできます
累積投与量に達する前にやめた累積投与量に達してからやめた
1か月・ニキビはほとんどできない
・皮脂が抑えられている
・ニキビはほとんどできない
・皮脂が抑えられている
3か月・皮脂が徐々に戻る
・毛穴が詰まりやすくなる
・皮脂がゆっくり戻る
・ニキビはできない
6か月・ニキビが再発する
・フェイスラインやあごに多くニキビがあらわれる
・再発はなく、ニキビができても軽度で済む
・コントロールされた状態

累積投与量を服用することで皮脂腺をコントロールできるようになるため、ニキビの再発を防ぐにはかならず決められた量を服用しきることが大切です。

イソトレチノインが効く人と効かない人の特徴

イソトレチノインが効く人は、日頃の皮脂の分泌量が多いことが原因でニキビが繰り返しできてしまっているという特徴を持ちます。

肌のテカリがあって、毛穴が詰まりやすい人にも効きやすいです。

イソトレチノインは、皮脂の過剰な分泌を落ち着かせ、肥大してしまった皮脂腺を縮小させる効果を持ちます。

保険適用内で外用薬や抗生剤を服用しても効果がない、重症ニキビの人に向いている薬だと言えます。

一方で、生理などでホルモンバランスが大きく関係してできたニキビに対しては効果があまり期待できません。

また、スキンケアが間違っていたり、洗顔時に刺激を与えすぎていることによりできるニキビは、そもそも原因が別にあるため効きにくいです。

以下の表では、イソトレチノインが効くケースと効かないケースで分けています。

イソトレチノインが効くイソトレチノインが効かない
・皮脂の分泌が多い
・ニキビを繰り返す
・炎症ニキビが多い
・他の治療法で改善しなかった
・軽症ニキビ
・間違ったスキンケアをしている
・洗顔時に刺激を与えすぎている

イソトレチノインに効果があるニキビの特徴を理解し、すぐに効果が出なくても継続して服用することが大切です。

服用し始めてからしばらくは肌に変化がないため、不安を抱くかもしれませんが、必ず効果はあらわれてくるため、イソトレチノインの服用を続けましょう

イソトレチノインはいつからいつまで飲む薬?

イソトレチノインは、ニキビの中等症~重症だと判断できる段階から服用を開始するのがおすすめです。

服用を開始したら、6か月は継続して服用します。

その後、2か月休薬期間を設け、再開後に4か月服用するのが一般的です。

イソトレチノインの一般的な服用方法

6か月服用+2か月休薬+4か月服用=12か月「1クール」

この服用方法で症状が改善していなければ、2クール目に突入するという流れとなっています。

ただし、基本的には1クールでニキビ症状が改善しているケースが多いです。

服用を開始してから4か月目には肌の状態もよくなっており、服用する必要がないと思うかもしれません。

しかし、重症ニキビの根本治療を目的としているのであれば、きちんと1クール分を服用することをおすすめします。

ずっと飲まなければいけない薬?

イソトレチノインは、ずっと服用しなければいけない薬ではありません

あなたの体重に合わせた累積投与量を1クール内で服用すれば、イソトレチノインの体内量が安定し、皮脂分泌がコントロールできるようになります。

ニキビの重症度や効果のあらわれ方は人によって異なりますが、医師が指定した量を全て服用すればニキビの再発や、皮脂の過剰分泌はなくなるでしょう。

しかし、毎回イソトレチノインを服用時に、ニキビが落ち着いたから服用を中止したりすると、体内でのイソトレチノインの濃度も安定しません。

それにより、皮脂腺が縮小した状態も安定しないため、何度も繰り返して服用することになってしまうのです。

何度も服用を繰り返して継続してイソトレチノインを飲むより、1クールしっかり服用しきってニキビの根本治療を目指しましょう。

イソトレチノインが怖い人と薬の副作用に関するよくある質問

イソトレチノインの副作用や、怖いと言われていることについてよくある質問をまとめました。

副作用ややめた後について不安がある方は参考にしてみると良いでしょう。

イソトレチノインを服用して太ることはありますか?

イソトレチノインの副作用として太ることはありませんが、ホルモンバランスが崩れることで太ることは考えられます。

ニキビができなくなったことにより心理的負担が軽減されたり、不安な気持ちが安定したりすることで、食べる量が増えることがあります。

また、イソトレチノインの副作用にある乾燥症状対策をおこなうことも太ると感じる原因です。

乾燥症状を少しでも軽減しようと、水を多く飲むことで体の水分バランスが変化したり、むくんだりすると、太ったと感じることがあるのです。

イソトレチノインを服用しても直接薬が影響して太るということはないため、安心してよいでしょう。

イソトレチノインは何か月続ければよいですか?

イソトレチノインは、6か月服用するとニキビ症状は改善しますが、2か月休薬後にさらに4か月服用すると、ニキビの再発が防止できます。

ですが、多くの方は6か月服用で治療が完了します。

6か月間の服用で、肌の環境はまるっと変化し、皮脂腺も小さくなって脂性肌も落ち着くでしょう。

そのまま治療を終了しても、すぐにニキビが再発するようなことはありません。

しかし、確実にニキビを根本治療してしまいたいと考えているなら、12か月間かけて治療をおこなうのがおすすめです。

イソトレチノインは体から抜けるまでどのくらいかかりますか?

体の中のイソトレチノインの濃度は、数日~1週間で下がると言われていますが、当然個人差があります。

イソトレチノインが体の中で半分の量になるまでの時間は10~30時間です。

しかし、薬の代謝の早さは個人差があり、体の中に蓄積されている量も人によって異なります。

実際は数日間で体から抜けると言われていますが、個人差があったり今までの蓄積量などがあったりすることを知っておきましょう。

イソトレチノインは体に悪いですか?

イソトレチノインは体に悪い成分ではなく、医師の指示通りに服用すれば効果を発揮できる薬です。

イソトレチノインは、肥大してしまった皮脂腺を縮小させて、皮脂の過剰な分泌を抑える効果があります。

しかし副作用として肝機能の異常や脂質異常が起きることや、妊娠中の方が飲むと催奇形性を起こすことが報告されています。

日本では未承認の医薬品であるということもあり、「怖い薬」だと認識されがちです。

イソトレチノインは、厚生労働省で「医師の適切な指導のもとに使用されなければ健康被害のおそれがある未承認の医薬品」と定められています。

医師が「適切な指導」をおこなえば副作用が起こる可能性も低くなり、想定外のことが起きても医療機関で対処することが可能です。

また、日本で承認されている薬であっても、妊娠中の人に禁忌の薬や肝機能は異常となる副作用がある薬は多くあります。

体に悪い薬でもなく、怖い薬でもないことを理解したうえで服用することが大切です。

イソトレチノインで鬱になる確率はどれくらいですか?

イソトレチノインを服用して鬱症状が起こる確率はまれで、数~10%だと言われています。

症状としては軽い鬱症状が多く、自殺念慮などの重度の症状が起こることはかなり稀です。

ただ、イソトレチノインによる鬱症状は薬との因果関係があるのかははっきりしておらず、ニキビによるストレスで鬱症状があらわれている可能性もゼロではありません。

また、抗うつ薬を服用している方は併用注意とされています。

注意すべき症状として挙げられるのは、気分の落ち込み、不安や焦り、やる気の低下などです。

因果関係はないというデータが報告されているとしても、実際に服用する際は注意しておきましょう。

イソトレチノインをやめてからどれくらいで妊活を再開できますか?

イソトレチノインをやめて妊活を再開する場合は、30日は空けましょう

イソトレチノインに関することが記載されているガイドラインでは、服用中止後30日からであれば妊活をおこなえるとあります。

これは世界的に統一されている考え方です。

実際、イソトレチノインが体の中から抜けるのは数日~1週間だと言われています。

しかしあくまでも理論上の数値であり、代謝のスピードや排出のタイミングは個人差があります。

確実に影響のない状態である30日後」が、妊活を再開できるタイミングだと言えるのです。

イソトレチノインの副作用を心配しすぎずにニキビ治療をしよう

イソトレチノインの副作用はさまざまで、一時的にあらわれるものと長期的に管理が必要なものがあります。

一時的にあらわれる乾燥症状やニキビの悪化は、保湿剤などを使ったセルフケアをおこなうことでカバーすることが可能です。

対して、肝機能や脂質などの血液系の副作用は、目に見える症状ではないため、気づきにくいです。

定期的に血液検査などをおこない、コントロールする必要があります

目に見えないだけでなく、将来的に見て健康被害が起こる可能性がある副作用であることから、イソトレチノインが「怖い薬」だと思う人もいるかもしれません。

しかし、医師のきちんとした管理体制があれば安心して服用できるということです。

妊娠中や妊活中の人には禁忌の薬ですが、医師に伝えることでイソトレチノインを服用するタイミングも提案してもらえるため、過度に心配する必要もないでしょう。

イソトレチノインを服用する際は、医師のサポートがあってこそ安心できる薬であるため、処方してもらった上で服用しましょう。

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